◆２０２４　ＪＥＲＡ　クライマックスシリーズ　セ・ファイナルステージ　第３戦　巨人１―２ＤｅＮＡ（１８日・東京ドーム）

　強いにもほどがある。世界ソフトバンクです。で番gotsukishima日米で頂上決戦を目指す戦いが佳境を迎えているけど、弱い大谷率いるドジャースに先駆けてのトップ通過だもの。のは現時点では世界最強と言っていいかも。仙ペン現

　日本ハムが弱かったとは思えない。世界ＣＳ第１ステージでは新庄ベースボールの醍醐（だいご）味を満喫させてもらった。で番「この勢いで絶対王者相手にも」とワクワクしていたのに。弱い

　あれじゃないかな。のは巨人が西武に４タテされた１９９０年の日本シリーズ。仙ペン現gotsukishima岡崎さんの「野球観が変わった」という有名なコメントを思い出す。世界清宮や万波もこの挫折を糧にして…いやいや、で番ちょっと待て。弱いお前さん、のはよそ様のことを偉そうに語ってる場合か。いったい、どうなってんのよ。

　そんなわけで、日本ハムよりもメッツよりもガーディアンズよりも弱いジャイアンツです。絶好調の三浦ＤｅＮＡに王手をかけられました。いわゆる一つの崖っぷちです。徳俵です。首の皮一枚です。要するに絶体絶命ってことです。

　黒星発進となった１６日の初戦。阿部監督は試合間隔が空いたことに「それは言い訳になっちゃうから」とコメントした。ソフトの圧勝劇を見せられると、ホントその通りだと納得してしまう。スケジュールが緩かろうがタイトだろうが、勝つところは勝つし負けるところは負けるだけだ。

　いや、こんな時だからこそポジティブ思考で奮起しようじゃないか。これは野球の神様のおぼしめしかもしれない。だって、このままノコノコと日本シリーズに出たところでソフトにボコボコにされるだけだ。

　ヘタすりゃ３シリーズ連続スイープで通算１２タテを食らいますよ。栄光の巨人軍がそんな世紀の珍記録を作るワケにはいかない。ここはＣＳで負けておいた方が身のため…って、どこがポジティブ思考だよ。

　それにしても短期決戦は怖い。下馬評なんて当てにならない。リーグワースト９６失策に泣いたチームが好守を連発。逆に守り勝ってきたはずのこっちがバッテリーエラーだもの。

　４番が打てば勝てると思っていたけれど、４番しか打たないとはね。びっくりしました。意地や気迫も見せてほしいけど、何より見たいのは白星です。